移築再生

移築再生とは、一度古民家を解体して別の土地で立て直すこと。


古民家とは伝統的な木造建築工法で建てられ、日本の伝統と文化と風土に根差した住まいのこと。
古民家を一度解体し、躯体(骨格)と利用可能な部材を使って別の場所で組み直すのが移築再生です。

一度ほぐして建て直すことができるのは、古民家が金物を使用せず、ホと木を細み合 わせているから。
金物や合板などが使われている現代の住宅は、解体したら廃材となってしいます。

現地再生では建物が気に入ったとしても場所を選べませんよね。
一方、好きな場所で古民家暮らしが実現できるのが、移築再生の魅力です。
移築再生はその昔から行われていましたが、昔の人は「もったいない」という気持ちや、先祖代々受け継がれた物への尊敬の念があり、手間ひまを惜しまなかったのです。
この素晴らしいものを大切にし、来世に残していくことになります。