古民家は、古き良き日本の貴重な資産。
四季のある日本。先人たちの知恵から生まれた、外部環境と一体化している自然環境との調和を考えて作られたものです。日本の四季を楽しみ、風景を楽しみ、環境を楽しむ。それらに囲まれた生活は、十分な癒しと潤いをもたらしてくれるでしょう。





古民家は、土から生まれ再び土に還っていく素材を使用し、釘などを一切使用しない、とても人に優しい家です。
シックハウス症候群やアトピーなどの原因とされる有害物質を含んだ建築材料一切使用していません。広い土間は、ここで何かをやりたくなる気持ちにさせられますし、居間を中心にした仕切りのないレイアウトは、自然と家族が集まり、団らんが出来る不思議な空間となります。




古材には経年による熟成感があります。ひとことで言い表せば「強くて美しい」。
どっしりとした古材は見るだけで安心感をもたらしてくれます。むしろ美しさを感じてしまうかもしれません。また、永年環境に耐え抜いた古材たちは、自然環境に熟成されて強度をより増しています。




玄関を入ると土間が続き、中の戸を開け放てば暗闇の向こうに若草が見る風景。
日本家屋には見える景色を緻密に計算した繊細さを持っています。
軒が深い日本家屋は日中でも薄暗いという一見デメリットに思えるところもあるのですが、暗くなっている部分から差し込む光や窓の向こうの緑が生きるという繊細な美しさがあったりもします。