施工事例

2018/12/7

移築再生古民家を設計する際のポイントがあれば教えてください。

寒い、暗い、すきま風等、古民家の悪いイメージを払拭させるように設計します。

大きな柱と梁は元のままですが、細かい間取りは現代の生活に合わせて設計します。ひと部屋だけの移築や、土地の大きさに合わせて縮小移築などもできます。雪国の古民家の特徴でもある傾斜の大きい屋根は、そのままだとメンテナンスが大変なので、二階建てにしてしまうことが多いです。屋根の素材は茅葺きから瓦に変えたりします。

また、作品ではなく、人が住まう空間づくりを心がけています。あくまで「古民家」=「住宅」「作品」を作るのではなく。「住宅(民家)」を造るのです。

古い物と新しい物をバランス良く組み上げます。

特に水廻り(キッチン、浴室、トイレ)を新しいシステムにすることで、快適に暮らすことができます。