リストマーク 古梁 【オープンハウス】
玄関ホールに古い梁を3本入れました。
軽く磨いた後、色調をそろえる為に染色しています。「ちょうな」の跡が見事です。(縦のスジ)
*ちょうな:持つ部分がが「し」字に曲がった斧。
製材機械の無い時代に「ちょうな」を使い木を整形していた。模様のようにも見え、美しい。
昔の人ってすごいなあ。
「手間」かかってますよね。
棟梁も修行時代に「ちょうな」やったそうです。ちなみに棟梁は昭和20年代生まれです。
軒(のき)【 オープンハウス 】
【 軒 のき 】 *軒:家本体より外へ出た屋根の部分。軒を長ーく出してます。出は4尺(1.2m)
高度の高い夏の日差しは遮り。
冬の太陽は室内へよびこみ雨が降っていても、窓を開けられ外壁には雨があたらず、家が長持ちする。
最近の豪雨でも窓を開けて工事してましたよ!鳥たちにとって「長-い軒」は巣を作りやすいんです!?
継ぎ手 【オープンハウスこだわり3】
シリーズ:見えなくなる所にこだわっています。【 継ぎ手・仕口 】-受け継がれた接合法-
*つぎて・しぐち:2つ以上の部材(木)が接合される時の形状。
写真は桁の部分で「大栓継ぎ」。この他、横方向の部材は「追掛け大栓継ぎ」など色々な継ぎ方をしています。昔ながらの工法です。
「木の持つ力」と「大工の技」「金物」に頼らず「棟梁」に頼ってます。
建前にはいつも参加します。
今回特に感じたこと、「この家は揺れない。丈夫だ!」
「継ぎ手」の影響もありますが、それは毎度のこと、今回は中心に「大黒柱」を入れたのでした。これが効いているかな・・・。
上 棟 式 【オープンハウス エピソード1】
5月の上棟式の画像です。上棟なのに棟が無い!!? 2階も無い!!??
*棟(むね):家の一番高い所の部材
4,5月は雨が多かったですよね。上棟は2日間の予定で、初日が雨。
スタートが1日ズレたけど式はズラせず。(色々な準備がありますからね)
中心の大黒柱についている祭具は幣束(へいそく)と呼びます。この後、1ヶ月間雨に悩まされました~~。
長ホゾ 【オープンハウスこだわり2】
シリーズ:見えなくなる所にこだわっています【 長 ホ ゾ 】
*ホゾ(枘):柱の先を凸状にした部位。土台などには凸が入るよう凹状にする。
土台と柱をつなぐ場合、通常はホゾは土台の半分です。(短ホゾ)側面に金物でとめます。
これだと金物頼みです。今回は昔ながらの工法で「長ホゾ」凸を長くして、土台を貫通しています。
凸が長いので込み栓(土台の側面の突起:15㍉角×12㌢)を土台の側面から打ち込んであります。
車で例えると「軽く閉めたドア」と「バシッと閉めたドアにロックし、更にチャイルドロックがかかっている。」くらいの違いでしょうか。
(金物は信頼できる物も多数ありますよ。誤解のないよう。)
【 キソパッキン 】
土台と基礎の間にある、黒い物体がキソパッキン。(厚20㍉120×200㍉:硬質プラスチック製)
基礎に四角く「風穴」を開けるのが今まででした。
キソパッキンの利点。
・どの方向からも風が抜ける。風穴の2倍の通気性(シロアリが着にくい)
・土台の下側に湿気がたまらない。(家が長持ち)
・基礎に欠損(風穴)が無い。(連続性のある丈夫な基礎)
土台の継ぎ方(写真中央、節の左側)
難しい形をしてますね。
色々な部位がこの方法です。
こちらの説明は後ほど。
金 物 【オープンハウス こだわり1】
シリーズ1:見えなくなる所にこだわってます。【構造金物】
土台:ヒバ120㍉角(これは当り前)にアンカーボルトは全てA60(太くて長い)に座金54㍉(四角い板)
ホールドアンカー(土台から飛び出た棒状の物)直近のアンカーボルトの座金は80㍉角(通常40㍉角)
≤/th≥ |
---|
ナットを締めてみての感じは座金が土台に食い込みにくく
「効いてるな!!」です。
ホールダウンとは土台・基礎から柱が抜けないようにする金物。
その部位は強くなるが、廻りも耐力をつけるという事でホールダウン直近の
アンカーボルトA60には80㍉の座金で押さえつけています。
「点」よりも「線・面」で抑えた方が強いですよね。
「指立て伏せ」より「腕立て伏せ」の方が楽っすよね。
土台の下にチラッと見えているのは「キソパッキン」
そう「キソパッキン工法」です。
こちらの説明は後ほど・・・。
信楽焼きの浴槽届く 【オープンルーム】
滋賀より「信楽焼き」の浴槽が届きました。さて中身は・・・。
1ヶ月前、既製品にしようか悩んでる時に滋賀に電話してみました。
「東京にショールームとかありませんか?」
「ほな、滋賀の当社で見れますよ。」
「滋賀!!?」
行きたいが、旅費分で浴槽のサイズUPできるしなあ・・・。
「全国のスーパー銭湯にも納品してますよ。千葉なら○○○と□□□とか」
会話の中で製品への「こだわりと自信」が感じられたので、写真だけで発注!
そして、いよいよ↓
早く入ってみたいです。
浴槽が入る浴室は只今、木工事中。
壁腰上、天井は「ひのき」
壁腰下、床は・・・。
千葉県内房 「内房の楽園」 【現地再生】
完成
周囲の様子
再生前の古民家と解体時
山奥の別荘です。
母屋・離れ(倉庫)・デッキ・東屋・ジャグジー・畑。休日を満喫する要素がそろってます!